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航空機から生まれた車

現在の国産車は、燃費向上のためか流線型であることが多いのですが、スウェーデンの車であるサーブは今でも日本車とはちょっと違ったデザインをとっています。
サーブは、軍用機や民間機を作る航空会社の自動車製造部門として発展してきたため、作られる車にもその航空機技術がふんだんに盛り込まれています。特徴的なのが丈夫なモノコックフレームと曲面ガラスの多様です。日本で一番売れたサーブ900シリーズを見ると良くわかるのですが、航空機のキャノピーの様な形状を持つフロントガラスは同年代の車と比べても垂直に近い角度を持ち、中央からAピラーにかけて大きなRを持つものが使われています。
当時、ここまで角度のきついフロントガラスの車は珍しいとまで言われていたのですが、サーブではきちんと風洞実験を行ったうえでのデザインとしているらしく、CD値は大体0.3前後(コンパクトカーのヴィッツなどと同等の値)におさめているようで見たためほど空気抵抗が高いものではないらしいのです。この辺も航空機の設計技術が生きているのでしょう。現在では航空機部門のSAABとは全く関係のない自動車メーカーとなっているようですが、今でも航空機技術を使った車を世に送り出しています。

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